△開議
○水戸保議長 ただいまから本日の会議を開きます。 本日の会議は全員出席でありますので、直ちに会議を開きます。 最初に、
委員会提出議案及び
議員提出議案等が提出されましたので、その取り扱いについて
議会運営委員会が開催されておりますので、その結果について
議会運営委員長の報告を求めます。
矢萩武昭議会運営委員長。 〔
矢萩武昭議会運営委員長 登壇〕
◆
矢萩武昭議会運営委員長 それでは、御報告を申し上げます。
委員会提出議案及び
議員提出議案等の提出がありましたので、その取り扱いについて、3月19日に
議会運営委員会を開催し、協議いたしました結果、本日の議事日程に追加し、審議することに決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○水戸保議長 お諮りいたします。 ただいまの
議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、本日の日程に追加して審議することに決定いたしました。 本日の会議は、議事日程第4号によって進めます。
△
付託案件審査報告
○水戸保議長 2月28日の本会議において、
予算特別委員会及び各常任委員会に付託いたしました日程第2、議第47号平成24年度天童市
一般会計予算から日程第30、請陳第7号「公的年金の
特例水準解消・2.5%削減は行わないこと」の意見書提出を求める請願までの議案23件及び請願3件を一括して議題といたします。
△
予算特別委員長報告
○水戸保議長 最初に、
予算特別委員会に付託しました予算議案12件の審査の結果について、委員長の報告を求めます。
後藤和信予算特別委員長。 〔
後藤和信予算特別委員長 登壇〕
◆
後藤和信予算特別委員長 2月28日の本会議におきまして当
予算特別委員会に付託になりました議第47号平成24年度天童市
一般会計予算から議第58号平成24年度天童市
公共下水道事業会計予算までの予算議案12件の審査の結果につきまして御報告申し上げます。 審査に当たりましては、3月9日から3月15日まで慎重に審査を行った結果、議第47号平成24年度天童市
一般会計予算、議第52号平成24年度天童市
介護保険特別会計予算及び議第57号平成24年度
天童市民病院事業会計予算の3件については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 また、議第48号平成24年度天童市
国民健康保険特別会計予算から議第51号平成24年度天童市鍬ノ
町土地区画整理事業特別会計予算まで、議第53号平成24年度天童市
市民墓地特別会計予算から議第56号平成24年度天童市
水道事業会計予算まで及び議第58号平成24年度天童市
公共下水道事業会計予算の9件につきましては、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 何とぞ
予算特別委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。
○水戸保議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
総務教育常任委員長報告
○水戸保議長 次に、各常任委員会における審査の経過と結果について各委員長の報告を求めます。 最初に、
総務教育常任委員会における審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。
赤塚幸一郎総務教育常任委員長。 〔
赤塚幸一郎総務教育常任委員長 登壇〕
◆
赤塚幸一郎総務教育常任委員長 去る2月28日の本会議におきまして当
総務教育常任委員会に付託されました議案5件と請願2件について審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題になったことのみ申し上げます。 初めに、議第68号天童市市税条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、
東日本大震災からの復興に関し、
地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保にかかわる地方税の臨時特例に関する法律及び平成23年度税制改正にかかわる地方税法の一部改正が昨年12月2日に公布、同日施行された。改正内容の1つには、個人市民税の均等割の額が平成26年度から10年間、一律に年額500円引き上げる。2つ目は、平成25年1月1日以降に支払われる退職所得にかかわる税額控除の廃止。3つ目は、平成25年4月1日以降に売り渡される製造たばこから市たばこ税の税率の引き上げを行うための所要の改正を行う旨の説明がありました。 委員からは、均等割のみの課税されている人数について質疑がありました。執行部からは、均等割のみの課税人数は、平成23年7月1日現在で3,426人となっており、個人市民税の
均等割額納税者全体の11.9%であるとの説明がありました。 採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第69号平成23年
東北地方太平洋沖地震に伴う災害に係る被災者に対する入湯税の課税の特例に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、
東日本大震災の被災者を支援するため、平成23年3月25日から平成24年3月31日までの期間、被災者に対する入湯税を免除しているが、震災からの復興はまだ途上であるため、引き続き被災者を継続して支援していくため、特例の適用期間を平成25年3月31日まで1年間延長する旨の説明がありました。 委員からは、被災者の入湯課税免除の実績についての質疑がありました。これに対して執行部からは、昨年12月までの実績として、宿泊は3万3,813名、日帰りは179名、合計3万3,992名となっている答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第70号天童市手数料条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、地震による事故を受け、
地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、内
ぶたつき特定屋外タンク貯蔵所の設置許可申請に対する審査手数料を追加し、平成24年4月1日から施行したいとの説明がありました。 委員からは、内
ぶたつき特定屋外タンク貯蔵所について質疑がありました。これに対して執行部からは、内
ぶたつき特定屋外タンク貯蔵所は、1,000キロリットル以上の
石油コンビナート等に設置されるタンクである。市内に該当施設がなく、現在県内には酒田市にあるのみであるという答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第75
号天童市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、社会教育法の一部改正により、
公民館運営審議会の委員の委嘱の認定基準が、平成24年4月1日から市町村の条例で定めることとなった。これに伴い、
天童市立公民館の設置及び管理に関する条例に
公民館運営審議会の委員の委嘱の認定基準を明文化するものであるとの説明がありました。 執行部の説明を了とし、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第76号天童市
火災予防条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、危険物の規制に関する政令の一部改正に伴い、新たに危険物に追加される
炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の貯蔵及び取り扱いについての経過措置を設けるため、天童市
火災予防条例の一部を改正するものとの説明がありました。 委員からは、今回危険物に追加された
炭酸ナトリウム過酸化水素付加物についての質疑がありました。これに対し、執行部からは、
炭酸ナトリウム過酸化水素付加物自体の危険度は低いが、酸素を含有しており酸化しやすい物質との混合物の場合には、加熱や衝撃等により爆発する可能性もある。この危険物を主成分とするものには、漂白剤や消臭剤などがあると説明がありました。 また、委員からは、
炭酸ナトリウム過酸化水素付加物を取り扱う事業所について質疑がありました。これに対し、執行部からは、今のところ該当する事業所はない。今後、この危険物を取り扱うと思われる事業所に対しては、今回の制度改正について周知をしていきたいという答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、請陳第5号消費税の増税に反対する意見書提出を求める請願及び請陳第6号消費税の増税に反対する意見書提出を求める請願について申し上げます。 以上の請願2件については、趣旨及び請願内容が同一であるため、一括して議題といたしました。 初めに、紹介議員から本請願の趣旨説明が次のようにありました。政府は、社会保障と税の一体改革を進めるため、消費税増税を柱とした税制の見直しを行っている。平成27年度までに消費税税率を10%まで引き上げる一方で、社会保障については、医療費の自己負担増、介護給付の抑制、年金の支給年齢の引き上げなどの方向性が示されており、国民の暮らしや経済にとって重い負担となっている。年金生活者の暮らしを守り地域経済を守るため、消費税の増税は行わないように意見書を提出していただきたいという説明がありました。 これに対し、委員からは、税金は少ないに越したことはないが、少子高齢化の影響等により消費税を上げなければ国の財政が破綻すると懸念されている。社会保障と税の一体改革の内容については、現在のところ不透明であるが、消費税を増税しなければならない状況であれば、当然上げざるを得ないのではないかという意見がありました。 また、委員からは、今後消費税が10%に引き上げられても、社会保障としてどの程度充実するのか、本当に消費税を上げざるを得ないのか疑問である。請願者の暮らしを考慮すれば、消費税増税は行うべきではないという意見もありました。 請陳第5号消費税の増税に反対する意見書提出を求める請願の採決を行った結果、賛成少数で不採択すべきものと決定した次第であります。 次に、請陳第6号消費税の増税に反対する意見書提出を求める請願の採決を行った結果、賛成少数で不採択すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願いを申し上げて、報告を終わります。
○水戸保議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
環境福祉常任委員長報告
○水戸保議長 次に、
環境福祉常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
山口桂子環境福祉常任委員長。 〔
山口桂子環境福祉常任委員長 登壇〕
◆
山口桂子環境福祉常任委員長 去る2月28日の本会議におきまして当
環境福祉常任委員会に付託されました議第67号天童市印鑑の登録及び証明に関する条例等の一部改正についてほか議案2件と請願1件を審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告を申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題になったことのみ申し上げます。 初めに、議第67号天童市印鑑の登録及び証明に関する条例等の一部改正についてから申し上げます。 執行部からは、平成21年7月に公布された
住民基本台帳法の一部を改正する法律及び出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国に関する特例法の一部を改正する法律が平成24年7月9日から施行することに伴い、これらの法令の規定に合わせて条例の規定を改定しようとするものであるとの説明がありました。 委員からは、市内に住んでいる外国人の人数についての質問があり、20カ国311名が登録しており、韓国人128名、中国人108名、フィリピン人27名が主な方々であるとの説明がありました。 また、具体的な手続についての質疑があり、その答弁としては、日本に中長期的に法に即して在留している外国人については、入国管理者から在留カードが交付されるため、そのカードを市民課窓口に提示すれば、
転入転出転居等について移動届けによる手続が可能になるとの説明があり、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第71号天童市
介護保険条例の一部改正について申し上げます。 執行部からの説明は、策定中の第5期天童市
介護保険事業計画の中で、平成26年度までの計画期間中に予定している
施設整備計画や、必要給付額の推計等をもとにして介護保険料の基本月額を算出し、その金額は現行の基本月額3,400円を4,300円に改定したいとするものでした。また、国の指導により、
介護保険料階層段階を7段階から9段階に細分化したいとのことでした。 委員からは、全国ないし県内の平均保険料についての質疑があり、全国の保険料は5,000円を超える見込みであること、県内13市平均では4,662円と見込まれるとの回答がありました。 採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第77号天童市
暴力団排除条例の設定について申し上げます。 執行部からの説明は、本市は温泉地に繁華街を有し、勢力の拡大や新たな暴力団進出に伴う暴力犯罪等の発生と市民生活への脅威が懸念されるため、市民の安全で平穏な生活を確保し、社会経済の健全な発展に寄与するため、市と市民、事業所が一致団結して暴力団排除の取り組みを推進するため、条例を制定するものであるということでした。 委員からは、条例第12条の利益の供与の禁止に抵触した事業者、個人について、市の入札等に参加することを制限できるのかどうかの質疑があり、執行部の答弁としては、この条例で制限を加えることは不可能であるとの答弁があり、入札参加の条件に具体的条項を入れ込むことにより、条例の趣旨実現を目指したい。そのための広報活動、啓発活動に努めていきたいとの回答があったところです。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、請陳第7号「公的年金の
特例水準解消・2.5%削減は行わないこと」の意見書提出を求める請願について申し上げます。 紹介議員から請願の趣旨の説明を求め、委員からは、国で決まっていないものに対して意見書を出すことは控えるべきではないかという意見が出されたところであり、採決の結果、賛成少数で不採択すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして、御報告を終わります。
○水戸保議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
経済建設常任委員長報告
○水戸保議長 最後に、
経済建設常任委員会における審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。 山崎 諭
経済建設常任委員長。 〔山崎 諭
経済建設常任委員長 登壇〕
◆山崎諭
経済建設常任委員長 去る2月28日の本会議において
経済建設常任委員会に付託になりました議案3件について審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題になったことのみを中心に申し上げます。 最初に、議第72号天童市
天童高原施設の設置及び管理に関する条例の設定について申し上げます。 執行部からは、牧野公社の解散に伴って、牧野公社が管理していた施設を市が管理するため及び天童高原にある施設を管理するためにあった条例をまとめて、新たな条例を設定するものであるという説明がありました。 委員からは、ウオーキングコースの野生動物対策について質疑がありました。これに対して、野生動物については、十分に注意して運営していくとの説明がありました。 また、委員からは、施設の使用時間について、夏の時間などについては、利用客が期待でき、利益を得るためにも使用時間を延長してはどうかとの質疑がありました。これに対して、市長が必要と認めるときは延長できる定めがあるので、使用時間については弾力的に運用していきたいとの説明がありました。 また、委員からは、リフト券の料金と種類について、実際に利用している方々の意見を聞いて、子供たちが使いやすい料金体系にして利用者を増やす方策をとってはどうかとの質疑がありました。これに対して、2年後の指定管理者への移行までに市民の方々や関係団体と協議を行い、料金体系について検討していくとの説明を受けたものであります。 また、委員からは、リフト使用料を規則で定めれば、弾力的な運用ができるのではとの質疑がありました。これに対して、基本的な考え方として、市の施設の使用料金については条例で定めることとしているとの説明を受けたものであります。 さらに委員からは、ロッジの宿泊事業について、継続していく予定はないのかとの質疑がありました。これに対して、近年、宿泊数が減少していた状況にあり、続けるには施設の投資も必要であり、宿泊事業を継続していくのは難しいとの説明を受けたものであります。 採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第73号天童市
市営住宅条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、国の地域主権改革による公営住宅法の改正に伴い、市営住宅に単身者でも入居できるようにするための条例改正であるという説明がありました。 委員からは、改正によって母子家庭など困っている方の入居に影響を与えないのかとの質疑がありました。これに対して、本市では入居希望者が多い場合には、実態調査を行った上で入居者選考委員会の意見を聞き、真に住居に困窮している方を優先して選考しているとの説明がありました。 また、委員からは、入居者選考委員会のメンバー構成について質疑がありました。これに対して、民生委員6名、人権擁護委員2名の計8名で構成しているとの説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 最後に、議第74号天童市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、約1.7ヘクタールに48戸の住宅団地が計画されている。乱川東原地区の健全な住環境の形成と保全を図るために、当該地区内における建築物の制限を定めるための条例改正であるという説明がありました。 委員からは、当該地区の整備予定についての質疑がありました。これに対して、都市計画法に基づく開発許可を受けた後に造成工事に入るため、整備完了は秋以降になるであろうとの説明を受けたものであります。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の決定どおり御賛同を賜りますようお願いを申し上げます。
○水戸保議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。 以上で、各常任委員長の報告を終わります。
△動議上程
○水戸保議長 ここで、本日提出されました日程第1、議第47号平成24年度天童市
一般会計予算の組み替えを求める動議を議題といたします。
△趣旨説明
○水戸保議長 ただいまの動議の趣旨説明のための発言を許可いたします。 海鋒孝志議員。 〔10番 海鋒孝志議員 登壇〕
◆10番(海鋒孝志議員) 議第47号平成24年度天童市
一般会計予算について、市長は下記により速やかに組み替えを行い再提出することを要求いたします。 組み替えを求める理由を申し上げます。 来年度予算は、子育て支援策、芳賀土地区画整理事業をメインにした都市基盤の整備、市役所改革など、マニフェストの先送りになっていた課題を市長の最終年に当たり積極的に進めるとした予算だと理解をしております。 そのうち芳賀土地区画整理事業は、人口減少社会という厳しい状況の中、多くの問題を抱えておりますが、今さら引き返すことは不可能に近い状況でございます。後づけで出てきた新駅構想や屋外遊具施設の構想、そして中心市街地の活性化との整合性など、それぞれに個別に理由づけは行っておりますが、多くの財政投入をせざるを得ない、そういう不安材料の多い事業であると考えております。 市長は、芳賀に関連する事業に個々に予算化をしておりますが、この際、そうした事業も含め、当該事業が市民の負担にならないようにしなければなりません。天童市と天童市民に対して大きな責任を背負いながらの事業であることを理解すべきであるということは、一般質問でも申し上げたとおりでございます。 子育て支援策については、市長の公約どおり中学生の医療費無料化や第3子以降の保育料無料化など広範な施策展開を行っていることは、私も高く評価をしているところでございます。 これらいずれの施策も、第六次総合計画の策定の段階や事業遂行を含めて、市長を始めとして優秀な市役所職員全体の英知を集めて構築、そして展開してきたものと私は理解をしております。 しかし、そうした中、来年度予算では、行財政改革推進費用として8,065万2,000円を計上し、具体的な内容が明示されないまま、行政課題検討委託料として6,500万円、さらには常設の行政改革推進員として3人分の嘱託員の報酬741万6,000円が計上されております。 簡潔に申し上げます。隗より始めよという言葉がありますが、市役所改革は、あくまでもトップの責任とリーダーシップのもとで職員の意識改革を行い、まずは庁内で取り組むべきものであります。破綻した日本航空の再生の例を見ましても、それが改革の基本であると考えております。 市長として3年間の任期中に職員の意識が変わらなかった、改革するための時間がない、そういう理由で、行政改革課題や職員の意識改革に6,500万円の外部委託費を投入し、そのほかにさらに嘱託員3名を雇用する費用741万6,000円をかけることは、市長の管理能力をみずから放棄することにつながるとともに、職員の自立的な改革機運や仕事の意欲を封じ込め、職員の自助努力や22名で構成する天童市議会の市役所改革に対する提案を無視することにつながるのではないかと考えます。 まずは、庁内一丸となって改革推進の努力をすることを最優先すべきであり、その努力が見えない今の段階では、安易に外部に委託し、専門の嘱託職員を抱えるというこの予算計上は認められるものではございません。市長は、事業の緊急性、必要性を再度検証すべきであり、2款1項6目企画費に計上された行財政改革の推進に要する経費8,065万2,000円の予算の撤回を求めるものであります。 以上、予算組み替えの動議といたします。
△質疑
○水戸保議長 ただいまの動議に対する質疑を行います。 質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○水戸保議長 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 最初に、議第47号平成24年度天童市
一般会計予算及び議第72号天童市
天童高原施設の設置及び管理に関する条例の設定についてに対する反対討論の通告者、
狩野佳和議員。 〔6番
狩野佳和議員 登壇〕
◆6番(
狩野佳和議員) 議第47号平成24年度天童市
一般会計予算について反対いたします。 第1点目、先ほどの組み替え動議と同じですが、行財政改革の推進に要する経費8,065万2,000円についてです。 まず、行財政改革推進員報酬3人で746万1,000円、月給20万6,000円で3人、12カ月支給するようです。予算委員会では、市長が直接人選に当たっていて内容はわからない、まだ確定していないが、市長の考えでは市職員OBとか金融機関OBなどを検討しているということですが、常勤なのか非常勤なのか、どのように改革をしていくのか理解できません。 次に、行政課題検討委託料6,500万円です。副市長は、職員の意識改革、人材育成スキルアップなど10の項目があり、それぞれに外部に委託して課題を出していただく、道路の優先順位を決めるのに外部委託して700万円かかったから、10の項目で6,500万円になるということですが、そのような税金の使い方では、普通の市民感覚では納得できるはずがありません。 ある市民の話ですが、順序が逆だという意見です。行財政改革は、まず市長、副市長が1年目でプロジェクトを組んで、問題点、改善点を出し、2年目で職員の自主性、やる気を高め、部長、課長に検討させ実行させる、そして一たん戻し、再検討し、もう一度実行させて、それでも改善できなければ外部委託だろう。市長の任期最終年度の1年だけで8,000万円かけてやることではない。一般の市民感覚では理解できないという意見です。8,000万円があれば、市民が困っている懸案事項を解決できることはたくさんあるだろうと、そういう意見です。 第2点目、新駅設置基本調査設計委託料の1,600万円の部分です。 23年度予算850万円でJR東日本へ委託した基本計画調査の報告書はまだ出ておりません。JRからの最終報告書は届いていないが、中間報告では設置が可能であるという旨の内容が来ているということですが、昨年9月の一般質問での市長の答弁ですが、決定権はJR側にある、JRではっきり決まらなければ前には進められないと言っています。今回はJRの最終判断を待たずに予算を計上して進めるのは、見切り発車ではないのでしょうか。 新駅設置には、駅舎建設費約3億円、案内看板、ダイヤ改正、その他諸経費約2億円、総額5億円は請願者自己負担のようです。新駅建設は、4年前の市長の公約にはなかったはずです。駅1つつくることで天童市の人の流れや経済状況が大きく変わります。本当に新駅をつくりたいのであれば、市長は市民の前で堂々と今後の天童市のビジョン、グランドデザインを語っていただきたいと思います。 3点目、子育て支援施設の整備に要する経費4億8,219万9,000円です。 芳賀土地区画整理事業地内に1ヘクタールの土地を購入し、屋外型の子育て支援施設を建設する予算ですが、芳賀に建設することには反対です。子育て支援施設をつくることには賛成ですが、屋外遊戯施設はわくわくランド、屋内遊具施設は芳賀では利便性が悪いと考えます。昨年9月の一般質問でも申し上げましたが、市内には空いている市の保有地はたくさんあります。別の場所を検討すべきです。 その他諸々ございますが、時間の関係上、3点を絞ります。どうか議第47号の天童市
一般会計予算について、反対していただけますようお願い申し上げます。 続いて、議第72号天童市
天童高原施設の設置及び管理に関する条例の設定について反対いたします。 23年度で牧野公社が解散し、24年度から天童市が管理運営するに当たり、条例を制定するものですが、内容が不十分なので反対いたします。 1点目、別表第1についてです。 各施設の使用時間がキャンプ場以外、午前9時から午後5時までとなっています。先日の3月1日の市報の14ページに、天童高原のロッジ、ウオーキングセンター、ドリーム食堂の経営者を募集していました。6月1日から来年3月31日まで営業時間は10時から3時まで、昼間だけのようです。5月、6月、7月は日が長く、夏至の日は午後7時30分ごろまで明るいのです。それなのに営業時間は午後3時までしかできないようです。この食堂経営に今のところ応募はないようです。2年後に民間委託、指定管理をしたいのであれば、円滑に移行できるように、経営が成り立つように、応募したくなるような時間設定をしなければならないと考えます。少なくとも午後7時までは営業できるものと考えます。 2点目、別表第2の2項目、附属設備及び備品類使用料の項目です。 暖房・備品類使用料は規則で定める額となっています。規則の提出を求めましたが、回答は、まだ策定していない、今回の条例可決後に提出するということです。全くおかしい話です。条例の一部に規則を書いてあるのに、まだ規則を策定していなくて、可決したら策定します。今回はまず条例を可決してくださいでは、議会軽視を言わざるを得ません。 よって、条例内の時間の変更と規則を早急に策定し、提出することを求めるものであります。 以上、議第72号天童市
天童高原施設の設置及び管理に関する条例の設定について、反対していただきますようお願い申し上げます。
○水戸保議長 次に、議第47号平成24年度天童市
一般会計予算に対する賛成討論の通告者、
山口桂子議員。 〔9番
山口桂子議員 登壇〕
◆9番(
山口桂子議員) 議第47号平成24年度天童市
一般会計予算について、賛成の立場から討論をいたします。
東日本大震災の発生から1年が過ぎ、被災された福島県、宮城県、岩手県の3県においては、復旧復興のおくれが取り上げられ、福島原発からの放射能汚染と除染の問題、福島県から避難されている方の苦しみや生活上の困難など、とても心が痛みます。 天童市には、約700人の方が避難されており、市政、行政のみならず市民のサポートがより強く求められていると感じています。 国においては、復興庁の設置や補正予算、復興特別会計の設置など、被災地の復旧復興を早急に進むように国会で審議が重ねられています。 こうした中、天童市の24年度
一般会計予算においては、その歳入の面において、地方財政計画に示された財源不足の解消策に沿って、地方交付税と臨時財政対策債について予算計上していることを確認いたしました。 歳出の面では、第1に、安心して健やかに暮らせるまちづくりに掲げました中学3年生までの医療費完全無料化の継続や、らくらく子育て事業としての第3子以降保育料無料化、子育て支援施設整備事業、認証保育所制度を中心にした認可外保育所への保育料の助成と運営支援の各施策に加えて、のぞみ学園での障がい児一時預かりや障害福祉サービス事業所きらりへの支援、各種予防接種の推奨と妊婦健康検査項目の拡大など、子育てするお母さん方が、より安心して子育てできる環境整備が進むことにより、子育てするなら天童市という評価の高まりにもつながると思っています。 また、第5期
介護保険事業計画の中で示された明幸園20床増床、小規模特老地域密着として清幸園20床、羽陽学園29床の増床、認知症グループホーム5ユニット、45床の増床など積極的なサービスの拡大によって、在宅で介護に当たる女性の負担軽減と500人を超える特養待機者にとって一筋の光になるものと思っています。 また、こうした介護保険特別会計と
国民健康保険特別会計への繰り出し、後期高齢者医療広域連合負担金など社会保障の分野で、市が果たすべき財政負担について、適切な予算化が図られているものととらえさせていただきました。 第2に、魅力と活力ある産業のまちづくりについては、天童温泉しだれ桜まつりの開催、仙台・宮城ディスティネーションキャンペーンへの参画、直営による
天童高原施設の運営事業、天童インターチェンジ周辺設備に対する取り組みや、国の制度を先取りした結い農プロジェクトの拡充、水稲V溝直まき関連機械導入支援の継続、中心市街活性化事業への取り組み、荒谷西工業団地整備と企業誘致など、積極的な取り組みにより安定した雇用を生み出すものと期待しております。 第3に、緑ある住みよい環境まちづくりとして、防災専門指導員の設置と自主防災組織の育成支援など防災への取り組み強化、高規格救急車の更新整備、消防団員用防寒衣整備、住宅リフォーム総合支援の拡充、公共交通利便性向上を目指したJR新駅設置の取り組みなど、それぞれ積極的な整備と考えられます。 また、こうした都市基盤の整備のため、道路新設改良事業や原崎橋の架け替え、芳賀土地区画整理事業、都市公園トイレ改修事業、天童北部地区整備事業、天童古城地区整備事業、24年度に換地処分を迎えます鍬ノ町土地区画整理事業への取り組みなど、継続的に基盤整備に取り組まれていることを評価するものです。 特に、新駅設置についての積極的な取り組みは、これからの低炭素社会やエコライフの観点から、未来のまちづくりを見詰めて推進が求められていると思っています。 第4に、生き生きとした人を育むまちづくりとして、レコードサロンの開設やスポーツセンター野球場内野改修、パークゴルフ場公認コース整備事業、モンテディオ支援策の強化、ホームタウン天童スポーツ推進事業、ジュニアスポーツ選手育成強化事業、てんどう笑顔塾の拡充、市民創作劇場の支援、天童古城発掘調査事業、そして外国語指導助手各中学校への配置事業など市民の関心が高まっています。 特に、土砂災害防止と危険回避のため、巨額の財政負担にもかかわらず、移転、新築に踏み切られました私の母校でもあります天童市立第一中学校改築事業への取り組みは、生徒、教職員の安全の確保の点からも、地元や保護者、関係者に大きく期待されているところです。 第5に、健全な行財政運営と協働のまちづくりを目指した第六次天童市総合計画の検証や行政改革については、市民サービス向上を目指した職員の意識改革や研修体系の確立を進めますとともに、自分がやらなければだれがやるという与えられた仕事に対しての使命感を認識して、行政課題のスピーディーな解決を目指しながら、その過程が十分に説明され、市民の目に見えるように積極的な情報発信に努めていただきたいと感じております。 これまで述べましたように平成24年度天童市
一般会計予算には、市民からの付託に応える適切な政策、そして事業内容が盛り込まれていると受けとめており、市長の市政運営に対する強い意気込みを感じ、高く評価するものです。 以上の点から、「笑顔 にぎわい しあわせ実感 健康都市」の理想像をつくり上げるため、より一層の市政運営推進、さらなる充実に向けて御期待申し上げますとともに、議員各位の御理解と御賛同をお願い申し上げまして、議第47号平成24年度天童市
一般会計予算に対する賛成討論といたします。
○水戸保議長 次に、議第47号平成24年度天童市
一般会計予算に対する反対討論の通告者、
伊藤和子議員。 〔21番
伊藤和子議員 登壇〕
◆21番(
伊藤和子議員) 議第47号平成24年度天童市
一般会計予算について、反対の討論を行います。 平成24年度の地方財政計画は、通常収支分と
東日本大震災分の2本立てとなりました。税と社会保障の一体改革を前提に、消費税増税を視野に入れた予算となっております。 一般財源の総額については、前年度の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するとしていますが、高齢化や貧困化などによる社会保障関係費の自然増と施策の変更による地方負担分の増は、地方財政を脅かしています。天童市の予算も、基金に頼らざるを得なくなっているところであります。 山本市政は4年目を迎えています。子育て支援日本一を目指し、県下に先駆け精力的に取り組まれた実績については、心から敬意を表するものであります。
一般会計予算について、すべてを否決するものではないことを先に申し上げておきます。項目ごとの審査ではなく、総括的に全体的に一本化されて来ますので、次の点について反対の意見を述べさせていただきます。 まず、デマンド型乗り合いタクシーについてであります。路線型市営バスから区域型デマンドタクシーに移行していますが、利用人数は、市営バス5路線運行時と比べると約2万人でしたが、ことしの23年度、11カ月たちましたけれども、その利用者は9,000人、3月分を入れても1万人と激減しています。デマンドの予算は路線型市営バスを超えないということで1,500万円としましたが、利用人数が減って同額では納得できるものでありません。 戸口から戸口へと区域型を導入したにもかかわらず、利用しにくい制度になっています。早急に改善を図って予算を計上すべきでしたが、新年度に入ってから考えたい、7月まで見直したいとの答弁でした。利用者のためになる見直しを急ぐべきだと指摘しておきます。 次に、行財政改革の推進に要する経費8,065万2,000円についてであります。狩野議員の討論にもあったわけなのですが、さらに申し上げます。 行政課題を解決するために、職員の意識改革のための人材育成プログラム策定、情報発信能力の開発、下水道管理センター跡地を工業団地にするための用途転換などを外部に委託する委託料6,500万円は、具体的に何をどこに委託しようとしているのか明確でないことです。また、職員ではやれないから委託すると、職員を指導育成する姿勢を投げ出していることであります。市職員OBや金融関係OBを行財政改革推進員として3人雇用するということでありますが、市の権威者としての資質を疑うものであります。何よりも職員が切磋琢磨し、市民の公僕として働く意欲を減退させることになってしまうことを危惧するものであります。 行財政改革で効率性や合理化だけが叫ばれ、競い合っていますが、正職員を削減し、日々雇用職員に置きかえることや、民間委託を進めることだけが行革ではありません。地方自治体の職員として、制度を市民に押しつけるのではなく、市民の暮らしの実態を掴んで、県や国など関係機関に反映させるためにしっかり働くことこそ必要なのではないでしょうか。 次に、新駅設置基本調査設計委託料1,600万円についてであります。 平成23年度予算で新駅基本計画調査業務を850万円でJR東日本東北工事事務所へ委託し、精度の高い調査をしています。JRでも採算性がとれるかどうか検討しなければならない、具体的な設置の費用、維持管理費用を算出して、天童市でもどのぐらい負担が必要か、そのための調査のはずでした。調査結果がどうであったのか、何の報告もないまま設計委託料を計上したことは心外であります。 新駅構想について、昨年の市議選前に日本共産党天童市議団として市民へのアンケート調査を行いましたが、賛成は15.7%、反対が57.3%、新駅構想そのものがわからず回答できない、不明というのが26.9%でありました。 反対の方の意見は、天童の天童、高擶間の距離3.4キロの間に新駅が必要なのか大いに疑問である、新駅建設にかかる費用は示されているのか、新駅設置について市民に是非を問うべきだ、無駄遣いだとの指摘が多くありました。 平成16年からこれまで1,000万円を超える調査費を使ってきたわけであります。今議会の一般質問の中で、新駅建設に3億円、開業費として2億円かかると答弁がありました。前回の一般質問のときは、建設工事は2億円、そのほか開業費用として1億円ぐらいかかるだろうという話をしておりましたが、それがいつの間にか3億円と2億円というふうなことに大きくはね上がっています。 正式にはまだ示されておりません。市長は区画整理事業と並行していかなければできない事業との答弁も、このたびの一般質問でありました。それならば、なおのこと、きちんとした方向性を明らかにし、市民に明らかにして進めるべきであります。新駅設置にかかわる進め方について納得できず、今回の新駅の調査設計委託料1,600万円には反対するものであります。 以上、申し上げましたが、地方自治体としての機能を十分に発揮し、市民の意見を十分に聴取しながら市政を運営されるよう申し上げて、反対の討論といたします。
○水戸保議長 次に、議第47号平成24年度天童市
一般会計予算に対する賛成討論の通告者、
矢萩武昭議員。 〔8番
矢萩武昭議員 登壇〕
◆8番(
矢萩武昭議員) それでは、私のほうから、平成24年度天童市
一般会計予算についての賛成の立場から討論をさせていただきます。 議第47号平成24年度天童市
一般会計予算について賛成の立場から討論をいたします。 さて、山本市長は長らく市政の低迷を招いた前市長の後を継ぎ、平成20年12月に市長就任以来、天童の再興を旗印に、子育て支援、観光ものづくり、そしてスポーツ健康づくりの3つの日本一への挑戦を掲げ、着実に成果を納める中で満3年を経過し、本年はいよいよ任期の締めくくりを迎えることについて、深く敬意を表するものであります。 平成24年度一般会計当初予算については、総額201億7,000万円に及び、前年度比1億4,000万円、0.7%の増であり、一般会計財源の不足が避けられない中で、一部基金の繰り入れや市債の発行に頼る部分はあるものの、市債発行額を償還額を上回ることのないような配慮の中で編成されたものであります。 次に、財政運営の指標となり、数値が低いほど財政健全度が高いとされる実質公債費比率につきましては、7.3%と0.5%改善されるほか、一般会計における地方債残高についても、3億9,910万円の減となるなど基本的な指数が改善され、引き続き県内トップクラスの健全財政を顕示される見通しであることについても、高く評価するものであります。 危険校舎解消のための第一中学校校舎改築事業の取り組みを始め、子育て支援については第3子以降の児童にかかる保育料の無料化及び芳賀土地区画整理事業地内への子育て支援施設整備に向けた取り組みのほか、40歳以上の方への無料の肝炎ウイルス検査及び60歳男性を対象とした無料の前立腺がん検診が予定されております。 また、観光面では、仙台・宮城ディスティネーションキャンペーン参加及び天童温泉しだれ桜まつりの開催、産業と雇用の面では、下水道管理センター跡地の工業団地としての整備、公共交通では芳賀地区へのJR新駅設置に向けた基本設計及び地質調査の実施等々の事業が予定されているものであります。 さらに、スポーツの振興と教育環境の整備については、ジュニアスポーツの育成のほか、モンテディオ山形を始めとするバレー、野球等3つのホームタウンチームを継続して支援しようとするものであります。 このたび提案されました市民本位の平成24年度予算の適正な運用により、市民が安心、安全、住んでよかったと実感でき、市政に対する一層の信頼感が醸成されるとともに、市政のさらなる発展が図られることを期待するものであります。賢明なる議員各位の御理解と御賛同を賜りますようお願い申し上げる次第であります。 結びになりますが、多くの市民は、これまでの山本市長の市政発展への幅広い取り組みに大きな評価を与えるところであります。願わくば、大きな公約の1つでもあります市役所改革につきましても、一日も早く一定の成果をおさめる中で、山本市長の2期目の出馬に向けた早期の意思表明がなされることに大きな期待を寄せていることを申し上げながら、賛成討論とさせていただきます。 終わります。
○水戸保議長 次に、議第57号平成24年度
天童市民病院事業会計予算に対する反対討論の通告者、
赤塚幸一郎議員。 〔12番
赤塚幸一郎議員 登壇〕
◆12番(
赤塚幸一郎議員) 平成24年度
天童市民病院事業会計予算に対し、このままでは同意できないとの趣旨で討論をいたします。 御承知のように、私は市民病院改築計画の段階より、このような経営計画では納得できない、医師確保のめどはつくのかという質疑を繰り返してきました。経営計画に関しては、その都度見直しを行います、医師確保については、山形大医学部との太いパイプを持っており、他の病院とは異なるので心配しないでくださいと回答をいただいておりました。反対、慎重派は私1人の少数意見ということで建設されてきたものと認識をしております。 それでは、当予算に対し、なぜ同意できないかについて、4つの視点で理由を申し上げます。 1つには、何度も示される改善計画に対する不信感であります。 特に一昨年、公営企業法を全部適用して、市長より病院事業管理者に権限を移行し、管理者のリーダーシップによる効率的な運営を図るという大胆な変更がなされました。私は、大きく期待をしていた1人ですが、その後どのように改善されているのか全くわかりません。 今回の予算委員会質疑でわかったことは、自分たち医師の報酬を平均300万円増額して2,200万円にしたという報告です。多くの市民が300万円以内の年収で苦しんでいるとき、また国家公務員給与が来月から7.8%、2年間減額となります。天童市職員給与もラスパイレス97.3%から想定すると、何らかの削減が強いられるこの時期に、市民や職員の理解は得られるのでしょうか。 医師報酬改定について、私の考えを申し上げます。ドクターと呼ばれる特別な技術を持った職業ですから、一般の勤労者より高額な報酬を得ることは当然と考えます。市内にも数百名の医師の方々が仕事をしております。得ている報酬は3,000、あるいは5,000万円の方もいるかもしれません。反面、500万円に満たない方もいると思います。要は、特殊技能を持つ高額所得者は、その技能レベルに応じた、その頑張った分に応じた実績報酬が基本と考えます。これは医師に限らず、プロスポーツでも、科学技術者でも、ミュージシャンでも同じです。2,200万円が多い少ないではなく、自分の技術をさらに磨いて多くの患者を集め、収益に貢献すればもっと高額な報酬が可能な契約型実績報酬に変える必要があるというふうに思います。 2つ目には、一般会計からの負担金の額について申し上げます。 当予算に計上された負担金総額は4億3,000万円、当初予算としては過去最高額を更新しております。 さらに問題点を指摘させていただきますが、この負担額について、今後どのように考えているのかという質問に対し、これ以上増額にならないように全力を尽くすという答弁を予想して聞いておりましたら、何と、もう1億円から2億円程度はやむを得ないという信じられないような答弁が返ってきました。 一般会計の資金はだれのものでしょうか。市長のものでもなく、市役所のものでもなく、議会のものでもありません。6万2,000市民全員のものです。いかに市民に平等に有効に使っていくべきだという感覚が希薄であるということを指摘しておきます。 この予算計上の膨大な金額が別の目的に使えたと仮定すれば、老朽化した中学校は四、五年で1校建設できます。重点的な取り組みを始めた子育て支援の多様なニーズにも、各地域から出ている要望も、予算の関係で順番待ちの解消もできるでしょう。 それと、声を大きくして申し上げたいことは、我々議員の身分に置きかえた場合です。市民の厳しい声を受けて、議員定数の削減や報酬の見直しを始めとする議会改革の審議を今まさに始めようとしております。この予算書の負担金4億3,000万円は、議員約70名に相当します。また、今後の負担6億円もやむなしという金額であれば、議員100名にも相当する金額であるという認識を持っているのでしょうか。 議会改革の議論を直前にして、何のためにやるのかという虚しい感情に駆られております。 3つ目には、当予算の信ぴょう性について指摘をさせていただきます。 先ほども申し上げましたが、史上最大の負担とすることで策定されたこの予算でありますが、本当にこのとおりに実行できるのかという疑問もあります。 なぜかと言えば、23年、本年度予算において、この定例議会初日に補正予算書が提出されました。内容は、収益が当初予算に対し大きく落ち込むため、一般会計から9,000万円の追加負担を盛り込んだものであります。過去にも、毎年3月定例議会に減額補正予算が計上されております。 事業や予算間では通常クオーター管理、つまり3カ月管理が基本であります。定例議会が3カ月ごとに開催されているのも、その基本に基づいているからです。前もって達成不可能とわかっていながら、最終3月議会に提出してくる理由は、新年度予算があることで委員会審議にはかけられない、1カ月しか残っていない段階なら、今後どうする気だという厳しい指摘を避けて通れるであろうという姑息な手段が見え見えの過去の事例であります。当予算も、その域を脱していない、とりあえず組んだ予算であるというふうに判断をいたします。 最後にまとめとして申し上げます。予算とは、言うまでもなく年次計画を数字にしたものです。その数字を達成するためには、その戦略や施策、また方法があるはずですが、先週の予算委員会の質疑の中には、その具体策が見えません。医療の品質向上にどう取り組むのか、多くの市民や市職員にしていただく方策は何かなど、以前から指摘させていただいていることにはほとんど答弁はありませんでした。ただ数値の説明であり、絵にかいたもちと言わざるを得ません。 今、いろいろ申し上げた観点で再度吟味され、事業計画と予算を示していただくこと、また将来展望を見据えた事業戦略を提示していただくことを希望して、このままでは同意できないということを申し上げ、討論といたします。
○水戸保議長 次に、議第57号平成24年度
天童市民病院事業会計予算に対する反対討論の通告者、
茂木孝雄議員。 〔4番
茂木孝雄議員 登壇〕
◆4番(
茂木孝雄議員) 無会派の茂木孝雄です。 ただいまより議第57号平成24年度
天童市民病院事業会計予算についての反対討論をさせていただきます。 2月28日、補正予算が審議され可決されました。この補正予算は、医業収益が当初予算に対して1億800万円減少したということで、一般会計から収益会計と資本会計合わせて8,200万円の追加繰り入れを行うという内容でありました。本来ならば8,200万円という多額な税金を市民病院会計に追加投入する、その至った要因は何か、23年度中にどのような経営改善の方策をとったのか、その責任体制はどうなっているのかなどを論議、検証、確認すべきであったと思います。ただ、補正ということも緊急性がある、あるいは新たに提出される平成24年度の予算案でしっかり練り込まれた経営改善策が出されるものと期待して、私としては異議を申し述べませんでした。 しかし、今般、改めて提出された平成24年度の事業予算を見た結果、市議会として見過ごしてはならないさまざまな問題点があることを感じ、反対討論をするものであります。 まず、市民病院の平成24年度の事業会計予算については、平成23年度、あるいはそれ以前と同様、収益改善の努力は見えません。経営の実行計画は煮詰められておりません。事業収益の実現性は危ういと感じます。 病院事業収益14億7,500万円、病院の事業費用は16億8,600万円、差し引き2億1,100万円の赤字になっています。それは表面上です。病院収益に既に2億6,200万円の一般会計からの繰入金が織り込まれています。この繰り入れをやらない場合、いわゆる裸の実力としての経常収支は、先ほど赤塚議員からもありました4億7,300万円、この赤字という巨額なものになっています。23年度の見込みは合計700万円、大した改善にはなっていません。 また、それだけにはとどまりません。医業収益予算12億1,000万円です。この医業収益が果たして達成するものか、その可能性は厳しい。24年度予算での医業収益を算出する基本データ、これは一般病棟の一日平均入院患者数がどうか、療養病棟、あるいは外来の一日平均の患者数はどうか、これは細かい数字は割愛しますけれども、23年度の実績見込みに対しては大きく背伸びした姿になっています。何のことはない。これまでのこれらのデータは、平成20年以降は少なくともまだ達成したことのない水準でございます。大変な、特別な努力がなければ達成困難な数字と、こう言わざるを得ません。この目標を達成するためにどの部門でだれが何をどのようにいつまで、こういう組織的かつ具体的、斬新な実行計画を示さない限りは、この予算を信頼することは私もできません。
予算特別委員会において、病院側からは明確な説明は全くありませんでした。この平成24年度の予算は、単なる絵にかいたもち、予算と呼べる代物ではございません。単なる願望です。 なお、一般会計からの繰入金額、資本勘定分を加えると4億3,600万円、これを365日で割ったら1日当たり120万円になります。この税金を垂れ流している形になります。先ほどもありましたように、市民活動、各種団体の補助金、あるいはさまざまな福利厚生に充てたら大変な金額です。大変なことができます。天童市のだんだん減ってきています自主財源、これは天童市民病院の経営改善次第だと思っています。行財政改革の緊急かつ最重要な課題と考えるべきだと思います。 ほかにたくさんの問題も潜んでいると思っています。 1つ、医師不足問題に対して思い切った対策などが打ち出されていません。医師は専門職、医師の報酬はいわば相場がございます。やはり私も公務員という制約を外し、いわば期間の雇用契約をやって、成功報酬的なものを制度に取り入れるなど思い切った手を打たなければ、いつまでも医師が来ないからという言いわけで繰り返しになります。これは困ります。 2つ目、病院経営面でのスタッフの、あるいは職員の意識改革がありません。高コストの経営体質を改善しようとする意識が見られません。天童市民病院は大赤字の病院、累積欠損がもう28億円を超えようとしています。人件費は65%、医業収益12億円のうち8億円近い金額が人件費です。普通の企業であるならば、倒産してはならじと、給与、賞与月数などを圧縮することなどは当然実施されます。 しかし、市民病院の予算案を見ると、職員の給与も賞与も従来どおり全く減ってはおりません。親方日の丸の公務員体質の意識そのものでございます。やってもやらなくても処遇が同じでは、病院も1つの組織です。職員も真面目に経営改革に動こうと、そんなものは出てきません。何のために地方公営企業法の全部適用を実施したのかと申し上げたい。 3つ目、市民や患者に信頼され評価されるハイレベルな医療サービス、ホスピタリティを感じさせる接遇、こういう経営がなされていません。市民や患者の顧客満足度は向上していません。市の職員さえも足を向けない、救急車も避けて通ると言われるような市民病院になっています。残念ながら天童市民病院がなくなったら困ると本気で考えている市民は少ないと思います。マネジメント努力に秀でた病院経営、病院事業管理者を置いて、市民が信頼できる、評価する市民病院に早く徹底的に改革してもらいたい。 4つ目、天童市の医療環境の中で、天童市民病院が果たす役割や必要性が明確ではありません。天童市の医療環境は、近くに県立病院があり、大手の病院があります。開業医も多い。恵まれています。市民病院が僻地医療だとか救急医療、高度先端医療、いわゆる不採算医療を担う、そして多額の税金を投入するような状況ではないと思います。近辺の病院がさほどの赤字を出さず持続可能な医療機関であり続けるのに、童市民病院がなぜ自立できないのか。芳賀の土地区画整理事業の用地内に大型病院が進出を予定しているという記事がありました。これで天童市民病院のあり方、役割、事業内容を考え直す絶好の機会だと思っています。 天童市民病院は企業です。あくまでも事業体です。赤字ということは、顧客が評価していないということでございます。社会的な価値がないと、資源の無駄遣いをしているということになります。リスク覚悟の民間資金を使った民間企業と使い、税金を投じている公企業ですから、もっともっと資金や税金の使い方を厳しく評価されるべきであると思います。 ただ、公益や福祉という視点も、活路もございます。絶対黒字でなければならないとは言いませんが、極力効率的に赤字を圧縮する努力を必要と思っています。 平成24年度からは、公営企業にも上場企業並みの会計原則が適用されます。例えば、退職給与引当金など、これは4、5億となるでしょう。この多額の隠れ負債が表面化します。大変たくさんの問題があります。毎年、予算未達成で補正予算というただのカンフル剤の投入を繰り返して、その場しのぎでやってきた無責任さを病院関係者、市長、執行部、そして我々市議会は徹底的に反省して、平成24年度こそ天童市民病院のあり方を根本から考え直すときだと思います。このままの予算を認めて通過することは反対でございます。 以上、終わります。
○水戸保議長 以上で討論を終結いたします。
△採決
○水戸保議長 これより順次採決いたします。 最初に、議第47号平成24年度天童市
一般会計予算の組み替えを求める動議を採決いたします。 この動議は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの動議に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立少数であります。 よって、この動議は否決されました。 次に、議第47号平成24年度天童市
一般会計予算について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第47号は原案のとおり可決されました。
△附帯決議案上程
○水戸保議長 次に、日程第3、第47号平成24年度天童市
一般会計予算に対する附帯決議を議題といたします。
△趣旨説明
○水戸保議長 ただいまの附帯決議の趣旨説明のための発言を許可いたします。 結城義巳議員。 〔13番 結城義巳議員 登壇〕
◆13番(結城義巳議員) 第47号平成24年度天童市
一般会計予算に対する附帯決議提案の趣旨を御説明申し上げます。 平成24年度天童市
一般会計予算2款1項6目の企画費の中に行財政改革の推進に要する経費8,065万2,000円が計上されております。その内容は、行財政改革推進員として3人配置する予算741万6,000円と行政課題検討委託料6,500万円が主なものであります。 3月9日の
予算特別委員会で、鈴木副市長のその行財政改革推進員としての人選について、市役所職員OBや金融機関関係等から選任したいと説明されております。もちろん人選は市長がなされるわけでありますが、そのような人選で果たして成果を期待できるのか、疑問であります。 また、何を委託するのか、どこへ委託するのか、行政課題の検討こそ市幹部職員が中心になり、検討をすることではないのかという3点について鈴木副市長にただしましたところ、次のような答弁がありました。 第1点目、何を委託するのかについては、職員の意識改革、旧下水道管理センター跡地の利用、情報発信能力の開発、新しい行政課題検討等10項目程度を考えていること。 2点目につきましては、どこへ委託するのかでありますが、考えている10項目程度について、新年度4月に入ってから庁内で検討し、項目を絞り委託先を決定したいということであります。 3点目、行政課題検討こそ市幹部職員が中心になり検討をすることではないのかについては、納得のいく明快な答弁はありませんでした。 この予算は可決されましたが、予算執行方法によっては、市幹部職員を始めとして庁内組織全体が意欲をなくし、機能しなくなることを心配するものであります。 したがって、委託内容を明確にするとともに、絶対にそのような不幸な事態に陥ることのないよう、十分な配慮をして予算執行に当たることを求めるものであります。 以上、皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案の趣旨説明といたします。
△質疑
○水戸保議長 ただいまの附帯決議に対する質疑を行います。 質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○水戸保議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○水戸保議長 これより採決いたします。 この附帯決議については、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 議第47号平成24年度天童市
一般会計予算に対する附帯決議について、賛成する議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立少数であります。 よって、議第47号平成24年度天童市
一般会計予算に対する附帯決議は否決されました。 次に、議第48号平成24年度天童市
国民健康保険特別会計予算から議第51号平成24年度天童市鍬ノ
町土地区画整理事業特別会計予算までの議案4件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案4件については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第48号から議第51号までの議案4件については原案のとおり可決されました。 次に、議第52号平成24年度天童市
介護保険特別会計予算について採決いたします。 この議案については、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第52号については原案のとおり可決されました。 次に、議第53号平成24年度天童市
市民墓地特別会計予算から議第56号平成24年度天童市
水道事業会計予算までの議案4件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案4件については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第53号から議第56号までの議案4件については原案のとおり可決されました。 次に、議第57号平成24年度
天童市民病院事業会計予算について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第57号については原案のとおり可決されました。
△附帯決議案上程
○水戸保議長 次に、日程第14、議第57号平成24年度
天童市民病院事業会計予算に対する附帯決議を議題といたします。
△趣旨説明
○水戸保議長 ただいまの附帯決議の趣旨説明のための発言を許可いたします。
村山俊雄議員。 〔5番
村山俊雄議員 登壇〕
◆5番(
村山俊雄議員) 平成24年度
天童市民病院事業会計予算に対する附帯決議の提案理由を申し上げます。 予算案は、先ほど賛成多数で可決されました。 しかしながら、反対討論もありましたように、開業以来続く計4億円を超す一般会計からの繰入金を計上する実質赤字経営の常態化を憂える中での可決であります。 全国の自治体病院がみずからの使命と存立意義を自覚し、懸命な努力を重ねながらも、研修医制度の改変を原因とする医師不足、医療制度のたび重なる改正等々の外部的要因により、経営難を克服できず、赤字に陥っていることは承知しておりますが、赤字がよいわけはありません。 このような中で、外部的要因を受容しながら、内部的改革で黒字体質を目指した病院改革プランが策定されたわけでありますが、3年目のことしも計画未達に終わりそうであります。その進捗状況からは、改革の効果の跡が見られません。最も憂慮すべきは、好転の兆しすら見られないことであります。 先ごろ、芳しからぬ事例が明らかになりました。これは内部変革がいまだ中途にあることを示しており、改革プラン進捗の不審な状況を理解するよい事例ともなりました。そして、このことは、マネジメント不足、否、ガバナンス不在を指摘されてもいたし方のない事例であると考えます。その影響の大きさを考えれば、二度とあってはならないことであります。 天童市民病院は、地域医療のとりでとして、安心、適切、信頼を基本とし、患者の立場に立った親切で丁寧な医療サービスを提供するとの基本目標で新築開業した病院であります。加えて市民病院といえども、世の中の競合比較の目にさらされ、競争のある業種であるということを忘れてはなりません。病院事業関係者は、この基本に立ち返り、困難な中、危機感と使命感を持って全知全能最大限の努力を傾注されるよう強く望み、この決議案を提出した次第であります。 どうか御賛同をいただき、御可決いただきますようお願い申し上げて、説明を終わります。
△質疑
○水戸保議長 ただいまの附帯決議に対する質疑を行います。 結城義巳議員。
◆13番(結城義巳議員) ただいまの趣旨説明については、危機感を持って頑張っていかなければならないのではないかという点などについては御同感でありますが、この決議文案についております内容につきまして、果たして認識が間違っていないのかという点もありますので、それらについて若干たださせていただきます。 まず1つ、3条予算と4条予算、2つあるわけですが、その違い、なぜ2つ予算を持っているのか、その点についてどう理解しているか、1点。 それから、損益計算におきまして、減価償却費が当然収入のほうから差し引かれます。そして、収益決算を出すわけでありますので、その点をどのように理解しているか、2点目。 もう一つ、確かに計算上は赤字になりますが、キャッシュフローについてどのように理解されているか。平成21年度決算及び22年度の決算について、その辺、どのようにお調べになったのか。 以上3点、御説明をお願いします。
○水戸保議長
村山俊雄議員。
◆5番(
村山俊雄議員) お答えします。 詳しい数字でただいま、もらいました。 ただ、問題としているのは、先ほど来、反対討論にもありましたように、さまざまな数字を見て、赤字ではだめだと。ただ地域医療のとりでとして、この天童市民病院の意義を認めて、そして皆さんは賛成多数で先ほど可決したはずでございます。赤字か赤字でないかという細かい数字の分析は、今、それほどの重要な問題ではありません。あっちがこうだから、これは赤字でないとか、こっちがこうだから赤字であるとか、そういうものではなくて、現実に、たとえマイナス1円でも赤字は赤字であります。そういう赤字体質を克服すべく改革プランがつくられ、それすら現実には達成されていない、これでは困ると、もっともっと病院事業関係者は頑張ってもらいたいと、このことを指摘しているだけであります。数字の言いわけを、それを追及しているわけではありません。
○水戸保議長 結城義巳議員。
◆13番(結城義巳議員) ちょっと意外な御答弁をいただいたわけですが、赤字が重要でないというふうな、ちょっと趣旨が相反するような御答弁が今ありましたが、この決議文案にもありますように、例年繰り入れており赤字経営が常態化しているというように決議しようとしているわけです。赤字が重要でないというような議論は、これはいただけません。 ちょっと理解されていないようですので、若干申し上げておきますが、1つは、3条は収益関係の予算であるわけです。4条は資本勘定。資本勘定というのは、これは病院を建設するのは市長でありますから、建設した費用の借金の返還は、これは資本勘定でなしていく。それは、当然といえば当然ではないでしょうか。それを病院の経営の中で返していけと、これは酷な話であります。 そして、収益勘定においては、これは先ほども申し上げましたが、減価償却費に対するお答えがなかったわけですが、収益の中から減価償却費を差し引くわけです。ですから、計算上の赤字は出るんです。21年度の決算を見てみますと、当年度の損益は1億9,400万円ほどの赤字なんですよ。しかし、その中に旧病院の除却損5億570万円ほど含まれている。そういった特別損失があったために、差し引きでは赤字になると、そう理解しなければならないのではないですか。それに対してどう考えているか。 それからもう一つ、平成22年度の決算についても、当年度の損益は1億4,500万円ほどの赤字であります。しかし、その中に減価償却費が1億8,900万円ほど含まれております。したがって、これを差し引けば赤が黒くなる、黒字になるんです。その点、減価償却費についての正しい理解がなされていないということを私は感じますが、いかがでしょうか。その点、2点。 それから、一般会計から繰り入れが、4億4,000万円が繰り入れているというふうに言っておりますが、それは企業会計の繰り入れでありまして、特に損益勘定、収益勘定におきましては、いろいろ繰入項目も決まっておりますし、繰り入れすること自体、悪だというふうには私は考えておりませんが、その辺をどのように考えておられるかをお聞きしないと、この決議文意についてどうなるかわからないわけですので、もう少し御説明をお願いします。
○水戸保議長
村山俊雄議員。
◆5番(
村山俊雄議員) ただいまおっしゃったように、医業収益の問題と、すなわち建てたときのその償却問題というのはまた別だと、それはいろいろ細かいことをおっしゃいました。 ただ、申し上げておきますが、その論理は官の論理でありまして、私は民の出身であります。民であるならば、当初、設備投資をして病院を新築しようが、あるいは建物を建てていろいろなことをやろうが、それを含めて黒字経営にするというのが、これが経営であります。病院建てたものが、償却は自分の責任でないから、こちらの責任ではないということではなくて、それをひっくるめて黒字にしなければいけないというのが民の論理であります。官の論理でもって、そういう説明をされましても、一般市民は恐らく納得はしないと思います。 私が申し上げているのは、赤字そのものが即極悪人と、こういうふうに言うつもりは決してありません。先ほど反対討論にもありましたように、地域医療のとりで、市民の福祉と、こういう部門でどういうふうな役割をしなければいけないのかと、この市民病院が問われているわけでございます。先ほど茂木議員の反対討論にもありましたように、すべて悪いとは言わないと。だけど、どこまで許容されるのか、これが一番重要なところであります。これが4億円でいいのか、3億円でいいのか、あるいは6億円も許容されるのかという問題については、まず私が申し上げたいのは、この内部改革がきちんとされて、そして申し上げたように外部的要因は、国の制度を改変するのは一自治体では不可能なわけですから、その制度に沿っての、なおかつ内部が完璧に業務をこなして、それでもなおかつ外部的要因で赤字にならざるを得ないと、こういうふうになったときに、その赤字は一般会計から繰り出しまして、その赤字を補てんするというのは市民も容認する、そういうのが福祉というふうなものではなかろうかと、私個人は考えております。 ただ、現状でそうではないと。まだまだ内部変革は達成されていないと、もっともっと気合いを入れてきちんとやらないと、このままではとても赤字補てんのこの繰り出しを、これから先も続けるというふうなことでは、この天童市民病院の意義が問われますよと。 ですから、内部改革については、先ほど行財政とかいろいろな話もありましたけれども、意識改革を持ってまず一生懸命やってくださいと、こういうのがこの附帯決議の意思でございます、趣旨でございます。 いろいろな数字を並べて言いわけをされる、それをそのまま受けとめるのではなくて、それはわかっているよと、そんな情勢はわかっているよと、これを前文で言っております。自分でできないことは、それはしようがない。だけど、自分でできることはしっかりやってもらいたいと、これが趣旨であります。 細かいことについては、申しわけありません。そこまでの数字を準備しておりません。また、それに対して答えて何の意味もないかと思いますので、御勘弁をいただきたい。
○水戸保議長 結城義巳議員。
◆13番(結城義巳議員) あなたの考えは官で私は民の考えに立つからというような話も、極端な御意見がありました。大変失礼な話ではありますが、御意見が全然かみ合わないようであります。決議文を出されたわけですから、もう少し事実、実態というものを詳しく理解されて提案されたというふうに理解しておりましたが、私は不十分だというふうに思います。ただいまは、赤字補てんのために一般会計から繰り入れているという暴言もありました。意見がかみ合わないようですので終わります。
○水戸保議長 ほかに質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○水戸保議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○水戸保議長 これより採決いたします。 この附帯決議については、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 議第57号平成24年度
天童市民病院事業会計予算に対する附帯決議について、賛成する議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第57号平成24年度
天童市民病院事業会計予算に対する附帯決議は可決されました。 ここで、ただいまの附帯決議について、市長の発言を求めます。 山本市長。 〔山本信治市長 登壇〕
◎山本信治市長 附帯決議の趣旨は、天童市民病院事業会計の赤字経営の常態化と改革プランの中間年次における23年度においても好転の兆しが見えないことから、残り2年間での改革プランの達成に疑問が持たれるため、病院事業関係者に危機感と使命を持って事に当たり、改革プランが達成されるよう最大限の努力を求めるものと受けとめたところであります。 改革プランの進捗状況については、病院事業関係者の賢明な努力にもかかわらず芳しくない状況にありますことは、率直に受けとめざるを得ないところであります。松本管理者を先頭に進めております医師の確保、医療従事者の確保がなかなか果たされない現状については、議会に対し、その都度御説明申し上げてきており、医師確保、医療従事者の確保充実という困難な課題が前進しなければ、病院事業会計の根本的な事態の打開にならない実態にあることは、議員各位におかれても御承知のことと存じます。市長としては、平成24年度の市民病院事業については、この決議の趣旨を生かすべく、松本事業管理者と協議、相談を進めながら、事業の運営と予算の執行に当たっていきたいと考えております。
○水戸保議長 次に、議第58号平成24年度天童市
公共下水道事業会計予算について、採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議第58号については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第58号については原案のとおり可決されました。 ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。 午後零時02分 休憩 午後1時00分 再開
○水戸保議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 最初に、議第67号天童市印鑑の登録及び証明に関する条例等の一部改正についてを採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
環境福祉常任委員長の報告は原案可決であります。
環境福祉常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第67号については原案のとおり可決されました。 次に、議第68号天童市市税条例の一部改正についてを採決いたします。 この議案については起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
総務教育常任委員長の報告は原案可決であります。
総務教育常任委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第68号については原案のとおり可決されました。 次に、議第69号平成23年
東北地方太平洋沖地震に伴う災害に係る被災者に対する入湯税の課税の特例に関する条例の一部改正について及び議第70号天童市手数料条例の一部改正についてを一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案2件については、
総務教育常任委員長の報告は原案可決であります。
総務教育常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第69号及び議第70号の議案2件については原案のとおり可決されました。 次に、議第71号天童市
介護保険条例の一部改正についてを採決いたします。 この議案については起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
環境福祉常任委員長の報告は原案可決であります。
環境福祉常任委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第71号については原案のとおり可決されました。 次に、議第72号天童市
天童高原施設の設置及び管理に関する条例の設定についてを採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
経済建設常任委員長の報告は原案可決であります。
経済建設常任委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第72号については原案のとおり可決されました。
△附帯決議案上程
○水戸保議長 次に、日程第22、議第72号天童市
天童高原施設の設置及び管理に関する条例の設定についてに対する附帯決議を議題といたします。
△趣旨説明
○水戸保議長 ただいまの附帯決議の趣旨説明のための発言を許可いたします。 結城義巳議員。 〔13番 結城義巳議員 登壇〕
◆13番(結城義巳議員) 議第72号天童市
天童高原施設の設置及び管理に関する条例の設定についてに対する附帯決議の趣旨説明を申し上げます。 天童高原整備開発基本構想によりますと、この条例によって設置及び管理されることとなる施設として、ウォーキングコース5キロメートル、2キロメートルを始め自然観察広場、星空広場、そば花の丘、コスモスの丘、菜の花の丘、山菜園、高原野菜園、せせらぎの広場、展望台、キャンプ場、ひまわりの小道など数多くの施設を整備しようとしております。しかし、これらの施設は、多くの観光客が訪れ、にぎわってこそ意義あるものとなるものであります。 しかし、整備してそれだけのにぎわいが創出され、有効な施設として生かされるのか疑問であります。特に山中深く距離の長いウォーキングコースをつくることには、私は大きな不安を抱かざるを得ません。クマやイノシシ、猿、カモシカなど多くの野生動物が生息している山中であり、観光客に危害を与えることが心配されるからであります。また、トンボやカエルなどの生息地もあり、自然環境の保護もすべきであります。 したがって、これらの危惧される事案等へ十分な対策を講じ、費用対効果が十分発揮できる見通しが立ち、そして議会との合意形成を得た上で施設整備に着手することを求めるものであります。 以上、皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、趣旨説明とさせていただきます。
△質疑
○水戸保議長 ただいまの附帯決議に対する質疑を行います。 質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○水戸保議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○水戸保議長 これより採決いたします。 この附帯決議については、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 議第72号天童市
天童高原施設の設置及び管理に関する条例の設定についてに対する附帯決議に賛成する議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立少数であります。 よって、議第72号天童市
天童高原施設の設置及び管理に関する条例の設定についてに対する附帯決議は否決されました。 次に、議第73号天童市
市営住宅条例の一部改正についてから議第77号天童市
暴力団排除条例の設定についてまでの議案5件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案5件については、各常任委員長の報告は原案可決であります。 各常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第73号から議第77号までの議案5件については原案のとおり可決されました。 次に、請陳第5号消費税の増税に反対する意見書提出を求める請願についてを採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの請願については、
総務教育常任委員長の報告は不採択であります。 請陳第5号消費税の増税に反対する意見書提出を求める請願について採択することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立少数と認めます。 よって、請陳第5号については不採択とすることに決定いたしました。 次に、請陳第6号消費税の増税に反対する意見書提出を求める請願についてを採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの請願については、
総務教育常任委員長の報告は不採択であります。 請陳第6号消費税の増税に反対する意見書提出を求める請願について採択することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立少数と認めます。 よって、請陳第6号については不採択とすることに決定いたしました。 次に、請陳第7号「公的年金の
特例水準解消・2.5%削減は行わないこと」の意見書提出を求める請願について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの請願については、
環境福祉常任委員長の報告は不採択であります。 請陳第7号「公的年金の
特例水準解消・2.5%削減は行わないこと」の意見書提出を求める請願について採択することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○水戸保議長 起立少数と認めます。 よって、請陳第7号については不採択とすることに決定いたしました。
△閉会中の継続調査申し出事件
○水戸保議長 次に、日程第31、閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
議会運営委員会及び各常任委員会における所管事務の調査については、各委員長からお手元に配付しております申し出のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りいたします。 各委員長の申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、閉会中の継続調査の申し出については、各委員長の申し出のとおり決定いたしました。
△
委員会提出議案上程
○水戸保議長 次に、日程第32、
委員会提出議案第5号
天童市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
△提案理由の説明
○水戸保議長 これより提案理由の説明を求めます。
委員会提出議案第5号の提出者、
矢萩武昭議会運営委員長。 〔
矢萩武昭議会運営委員長 登壇〕
◆
矢萩武昭議会運営委員長 それでは、
委員会提出議案第5号
天童市議会委員会条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 建設部下水道課と水道事業所の統合に伴い、
経済建設常任委員会の所管にある水道事業所を上下水道事業所に改めるものであります。 皆様の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○水戸保議長 ただいま議題となっております
委員会提出議案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。
△質疑
○水戸保議長 これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○水戸保議長 これより討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○水戸保議長 これより採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの
委員会提出議案第5号については原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの
委員会提出議案第5号については、原案のとおり可決されました。
△
議員提出議案上程
○水戸保議長 次に、日程第33、
議員提出議案第5号
議会改革特別委員会の設置に関する決議についてを議題といたします。
△提案理由の説明
○水戸保議長 これより提案理由の説明を求めます。
議員提出議案第5号の提出者、結城義巳議員。 〔13番 結城義巳議員 登壇〕
◆13番(結城義巳議員)
議員提出議案第5号
議会改革特別委員会の設置に関する決議の提案理由を申し上げます。 昨年の天童市議会議員選挙においては、議会が市民のための議会として余り機能していない、議員定数や議員報酬等も適切なのかなど、厳しい御批判を受けたものと認識すべきであります。また、地方分権が進展する中で、二元代表制の一方の機関である議会として、その役割と責任を十分に果たしていくことが求められております。 このようなことから、本市議会では、議会改革の決意を市民の皆様に表明すべきであるとして、選挙後初めての定例市議会最終日であります昨年12月15日に、天童市議会改革検討委員会を設置いたしました。検討委員会では、各会派等で全議員の意見を集約しながら、3回にわたり議会改革の検討項目を協議してまいりました。その結果、具体的な項目としては、議員定数、議員報酬、議会基本条例、議会報告会、正副議長選挙の立候補制など16項目とすることを決定いたしました。なお、この検討項目は限定したものではなく、検討過程において新たな項目が出てくれば随時追加して検討することにしております。それぞれの項目について、どのように改革していくかという具体的な検討は、
議会改革特別委員会を設置して行うべきでないかという結論に至った次第であります。 議会のより一層の活性化を図り、市民の皆様に信頼される議会、市民の皆様に開かれた議会を目指し、地方分権時代にふさわしい議会のあり方等を調査研究しながら、存分に議論を深めて議会改革を進めるために10名による
議会改革特別委員会を設置しようとするものであります。 以上、皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由説明とさせていただきます。
○水戸保議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの
議員提出議案については、委員会付託を省略することに決定しました。
△質疑
○水戸保議長 これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○水戸保議長 これより討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○水戸保議長 これより採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの
議員提出議案第5号については原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの
議員提出議案第5号については、原案のとおり可決されました。
△
議会改革特別委員会委員の選任
○水戸保議長 ただいま設置されました
議会改革特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により議長が指名いたします。 事務局長に委員名を朗読させます。 加藤事務局長。
◎加藤正美事務局長 それでは申し上げます。 5番
村山俊雄議員、7番
松田光也議員、 8番
矢萩武昭議員、10番 海鋒孝志議員、 11番
木村竹虎議員、12番
赤塚幸一郎議員、 13番 結城義巳議員、15番 山崎 諭議員、 19番
伊藤護國議員、21番
伊藤和子議員、 以上10名であります。
○水戸保議長 ただいま事務局長が朗読したとおり、
議会改革特別委員会委員に選任いたします。 この際、選任されました
議会改革特別委員会委員においては、直ちに正副委員長の互選を行っていただきますようにお願いいたします。 ここで暫時休憩をいたします。 午後1時22分 休憩 午後1時31分 再開
○水戸保議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 ただいま
議会改革特別委員会の正副委員長が決定しましたので、御報告いたします。 委員長に
赤塚幸一郎議員、副委員長に
矢萩武昭議員であります。 以上で、
議会改革特別委員会正副委員長の報告を終わります。 最後にお諮りいたします。 今定例会におきまして議決されました案件の中で、条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、条項、字句、数字、その他の整理については議長に委任することに決定しました。
△市長あいさつ
○水戸保議長 この際、市長から発言の申し出がありますので、許可することにいたします。 山本市長。 〔山本信治市長 登壇〕
◎山本信治市長 第7回市議会定例会の閉会に当たり、特に発言の機会をいただき、一言ごあいさつ申し上げます。 多くの尊い命が失われ、甚大な被害をもたらしました
東日本大震災の発生から1年の歳月が経過しました。がれき処理の問題、原発事故の戦いなど難題が山積しており、本市にも700名を超える方々が避難されております。一日も早い被災地の復興と、不自由な生活を余儀なくされている被災者の方々のために、本市としましても積極的な支援を継続してまいりたいと考えております。そして、大震災で得られた教訓や知見を後世に伝えていくとともに、災害対策の強化を早急に進めることが肝要であると認識を新たにしております。 また、今冬の豪雪によりまして、道路等の除排雪が滞り市民生活に混乱が生じた場面もありましたが、議会の皆様方の深い御理解により補正予算を編成し、迅速に対応することができました。改めて皆様方に厚く御礼を申し上げます。 今後は、雪解けとともに農業被害が明らかになるものと考えておりますが、関係機関と連携を図りながら被害の把握に努めてまいります。 今定例会は、去る2月28日に開会いたしましたが、提出しました諸議案につきましては、慎重な御審議をいただき、いずれも原案のとおり御可決をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。 会期中に賜りました市政に対する御意見や御提言、御要望につきましては、速やかに対応を検討して、できる限り今後の市政運営に反映させてまいりたいと考えております。 平成24年度は「笑顔 にぎわい しあわせ実感 健康都市」を掲げてスタートした第六次天童市総合計画の3年目となります。総合計画は、平成25年度が計画期間の中間点となるため、平成24年度は後期4年間の計画推進に向けての中間検証を行います。そして、従来のコストカットにとどまらない行政課題の解決に主眼を置いた新たな視点での行財政改革に積極的に取り組んでまいります。この市役所改革の中で、本市が抱えております行政課題につきまして、議会の皆様方に随時現状を御報告するとともに、懸案解決に向けた基本的な考え方をお示ししてまいりたいと考えております。 市議会の皆様におかれましても、より一層の御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げまして、御礼とさせていただきます。ありがとうございました。
△議長あいさつ
○水戸保議長 以上をもちまして、今定例会の日程は全部終了いたしました。 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 今定例会は、2月28日に開会以来、本日まで23日間にわたり、平成24年度予算案を始めとする数多くの議案について慎重に審議され、全議案の審議を終了して閉会の運びとなりました。 山本市長におかれましては、平成24年度施政方針に基づき、厳しい財政状況のもとで重点的な予算執行を行い、第六次天童市総合計画のまちづくりの5つの目標に向けた施策の実現に邁進されますことを御期待申し上げる次第であります。 また、先ほど可決されました附帯決議案、議案審査の過程で出されました各委員会等での意見を十分尊重されまして、将来に向けた確かな市政発展のため、きめ細かな対応をお願い申し上げる次第であります。 議会においては、ただいま
議会改革特別委員会が設置されましたが、委員会を中心として全議員が閉会中においても熱心に議論を深めながら、市民の皆様から信頼される開かれた議会を推進するために、議会の活性化など議会改革に一層取り組んでまいりたいと考えておりますので、皆様方の御協力をお願い申し上げる次第であります。 また、昨年3月に発生しました
東日本大震災の教訓を生かし、執行部と一体となって市民の皆様の安全・安心の確保に一層取り組んでまいりたいと考えております。 なお、今年度限りで退職されます職員の皆様方に対しましては、長い間本市発展のために御尽力いただきましたことに敬意と感謝を申し上げますとともに、今後とも市政に対して御指導、御協力くださいますようにお願いを申し上げます。 最後に、今会期中に賜りました議員、執行部各位の御協力に対しまして、衷心より厚く御礼を申し上げます。
△閉会
○水戸保議長 これをもちまして、平成23年度第7回天童市議会定例会を閉会いたします。 午後1時38分 閉会 議長 水戸 保 会議録署名議員 海鋒孝志 同 木村竹虎 同 赤塚幸一郎...